#book #r2020

アジャイルサムライの作者でもあるSpotifyのアジャイルコーチが書いた本
[https://pragprog.com/book/jragile/competing-with-unicorns](https://pragprog.com/book/jragile/competing-with-unicorns)
# 導入
- Productが全てでそれを中心に組織は学び続ける必要がある
- 組織構造
- Startup
- PMFを得れてないもしくは分からないことがまだ多く学びのサイクルを早く回していく必要がる
- Enterprise
- すでに何を作ればいいかわかっているので、効率性と生産性を上げていく
- そのために社内ツールなどを充実させていく
- Unicorns
- PMFはなんとなく掴めてるがまだまだやることが多い
- 規模としては、Enterpriseに近づいてる
- Enterpriseの中にmini startupを形成していく考え方
> Success for us in product development is discovery and learning
# Spotify Model
## Squad
- 仕事を完了する人で構成される
- Scrum Masterはいない
- 仕事を完了するのには必要ないから
- Agile Coachを多く会社に入れて、会社全体にAgileの文化を根付かせる
- Squad単位では、スクラムはしない
- Product ManagerはSquadが何をするかをガイドする役割を持つ
- 同じソースコードをいじるために、マイクロフロントエンドなどDecoupledなアーキテクチャにしている
- 逆コンウェイの法則に近い
- POTLACというマネージする集まりがある
- Chapter Lead
- Agile Coach
- Product Owner
## Tribe
- Squadの集合で共通のミッションを持つ
- 40 - 150人くらいで構成される
## Chapter
- 専門領域の集合
- 例えば、テスター ChapterやAndroid Chapterなど
- Chapter Leadはその専門領域で採用や給与や評価やキャリアパスなどを見る
- EMと同じような職種っぽい
## Guild
- 有志の集まり
- 部活のような感覚であるトピックについて集まる
- Spotifyが力を入れてる分野については公式のGuildなんかもある
## Productivity Squads
- 他のエンジニアの生産性を上げることを目的にした支援Squad
- たとえば以下のことをやる
- Automate Builds
- Work on CI Infra
- Build A/B testing frameworks
- Create Production Deployment / Monitoring tool
- Build Automated Testing Framework
- Construct Infrastructure to easily add new features
- Host Training Sessions
- Transform and migrate data
- Iterate and learn faster
# Bets
基本的にMissionが最優先ではあるものの、その中の枠組みではどうしてもできないようなものもある。それを解決するのが Bets という制度。
- DIBBSというフォーマットに従って、Betsを提案すると経営でこのBetsを重要視するみたいな決定が行われる
- Data : Fact
- Insight : Problem
- Belief : 仮説
- Bet : 何をするか
- 経営面での注意はBetは必ず同時に1つしかやらないということ
# Learn with Data
- Data Scientistは、以下のような支援をSquadにする
- Decide what metrics to collect
- Format and clean data from different formats
- Come up with naming conventions for tagging and collection
- Create hypotheses and tests
# 感想
- Spotify Modelは理想論ではうまくいきそうだけれど本当に人がスケールしたときにどうかは微妙かも
- それぞれ名前はつけていないものの、社内勉強会とかすでに真似している部分はいろんな会社で実践されていそう
- マルチファンクショナルチームを中心に据えていろんな形で支援していくという形式は今後一般化しそう
- Productivity Squad
- Bets
- POTLAC