#book #r2025
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## なぜこの本を読んだか
本業でもリーダー業務がメインになりつつあり他人の話を「聞く」という場面が増えてきた。
## 何が書かれている本か
「聞く」ということの方法論が書かれていることを期待したものの、実際には「聞く」ということの重要性が書かれている本だった。
目的に対しては、やや期待ハズレ感は否めなかったが「聞く」ことの重要性を1冊丸ごとかけて伝えていて非常によかった。
## メモ
> 「よい聞き手」とは、話し手と同じ感情になって聞ける人
> ...
> 聞き手がうなづいたり、オウム返ししたり、別の言葉に言いかえたりするよりも、意味づけと解釈を伝えた方が話し手は理解してもらえたと感じることがわかりました。
> ...
> 傾聴とは受け身であると考えがちですが、それに反し「聴くこと」には、解釈する力と話し手・聞き手の相互の働きかけが必要である
[[他者と働く]] にもあるような話に近い
> いちばん会話を邪魔するのは「自分は次に何を話そうか」という心配
聴くことが足りず結局質が下がってしまうことが往々にしてある
> 反対意見を聞くことは、人間にとっては生理的に「脅威」を感じること
> 聞き上手は「なぜ?」という質問を使わない
> ...
> 「なぜ?」という言葉は、人を身構えさせるからです。自分を正当化しなければいけないと感じてしまうのです。
「なぜ」のような質問は、相手が構えてしまう
> 「事前にその人について調べる」「たくさんの質問をする」と人は積極的に話したくなる
自分の理解者であると感じるのだろう
> 話すときは、相手に「期待して」いる
>
> ...
>
> 人が会話に抱く期待を次の4つのような格率 (ルール) にまとめています
>
> 1. 質: 真実を望む。
> 2. 量: 自分がその時点で初めて知る情報を、圧倒されない程度の量だけ知ることを望む。
> 3. 関係: こちらに関係がある内容と論理的な流れを望む。
> 4. 様式: 適度に簡潔に、順序立てて明瞭に話すことを望む。
これらのルールが守れないとストレスに感じてしまうという理解をした
## 感想
「聞く」ための方法論を期待して読んだものの、「聞く」ことの重要性を改めて感じることができた
[[他者と働く]] とも重なる部分もあり、定期的に立ち返りたい