#note
Spotify で適用されていたアジャイルな開発組織のモデル
2012年に [ホワイトペーパー](https://blog.crisp.se/wp-content/uploads/2012/11/SpotifyScaling.pdf) が出てる
また [[Scrum@Scale]] でも参考の1つとして参照されている。
TL;DR はこの図
### Squad
- PO率いる他のチームと別途調整することなく作業が完遂できる独立性の高いチーム
- [[プロダクトマネジメントのすべて]] とか [[プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける]] で出てくるプロダクトチームのイメージ
### Tribe
- 複数の Squad で共通したゴールを追ってるようなものをグルーピングしたもの
- [[Scrum@Scale]] の Scrum of Scrum とか Meta Scrum に近いイメージ
### Chapter
- 職能特化の観点での集まり
- e.g. iOS Chapter, Android Chapter, バックエンド Chapter
### Guild
- Chapterよりも緩くある特定の関心ごとに紐づいたサークル活動
- 社内勉強会とかもこれに近いイメージ
以下の動画でも詳細に説明されている
[https://engineering.atspotify.com/2014/03/27/spotify-engineering-culture-part-1/](https://engineering.atspotify.com/2014/03/27/spotify-engineering-culture-part-1/)
[https://engineering.atspotify.com/2014/09/20/spotify-engineering-culture-part-2/](https://engineering.atspotify.com/2014/09/20/spotify-engineering-culture-part-2/)
ただし実際には失敗も多くあるので合わせて参照されたい
[https://www.jeremiahlee.com/posts/failed-squad-goals/](https://www.jeremiahlee.com/posts/failed-squad-goals/)
[https://www.agility11.com/blog/2020/6/22/spotify-doesnt-use-the-spotify-model](https://www.agility11.com/blog/2020/6/22/spotify-doesnt-use-the-spotify-model)
## 追記
2016年に [Growing up with agile - how the Spotify 'model' has evolved](https://www.slideshare.net/peterantman/growing-up-with-agile-how-the-spotify-model-has-evolved) が出ていた
[/iki-iki/ユニコーン企業のひみつ/訳者あとがき](https://scrapbox.io/iki-iki/ユニコーン企業のひみつ/訳者あとがき) で紹介されていた
自分が印象的だったのは、
差分っぽいところ
- Squad
- PO が Squad の一部になっている
- Tribe
- Tribe同士の連携がより具体化されていた (おそらく組織規模が拡大した結果 Squad 同士の連携だけではなくフラクタル的にTribe同士の連携も必要になったのだと想像できる)
- Alignment と呼ばれていた
- Tribeのミッションが `Aligning Squads` と `Align Tech & Products` であることが明示されている
- Tribe をまとめるリーダーチームとして「TPD Trio」が編成されるようになった（TPDはTribe Lead、Product Lead、Design Leadの頭字語）
その他
- Platform という概念が Feature Team とは別に明示されている
- Spotify Rhythm の話に触れていた
- 参照: [なぜSpotifyはOKRをやめた？アジャイル組織に最適な目標管理「Spotify Rhythm」とは](https://note.com/katoshow/n/n3519f7275571)
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