#book #r2025
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## なぜこの本を読んだか
前々から様々なところで話題にはなっていたため改めて重い腰を上げて読んだ。
## 何が書かれている本か
チームの中核的な学習能力 は以下の5つのディスプリンによって成し遂げられる
- 志の育成
- **自己マスタリー**
- **共有ビジョン**
- 内省的な会話の展開
- **メンタル・モデル**
- **ダイアログ**
- 複雑性の理解
- **システム思考**
## メモ
### 自己マスタリー
> 自己マスタリーがディシプリン - 自分の人生に一体化させて取り組む活動 - の一つになれば、二つの根本的な動きが具現化する。
> 一つは、自分にとって何が重要かを絶えず明確にすることだ。
> ...
> もう一つは、どうすれば今の現実をもっとはっきり見ることができるかを絶えず学ぶことだ。
> 自己マスタリーの本質は、自分の人生においてこの創造的緊張をどう生み出し、どう維持するかを学習することだ。
> ここで述べている「学習」というのは、知識を増やすという意味ではなく、人生で本当に望んでいる結果を生み出す能力を伸ばすという意味だ。
### 共有ビジョン
> ビジョンに対する姿勢の七段階
>
> コミットメント: それを心から望む。あくまでもそれを実現しようとする。必要ならば、どんな「法」(構造)をも編み出す。
>
> 参画: それを心から望む。「法の精神」内でできることならば何でもする。
>
> 心からの追従: ビジョンのメリットを理解している。期待されていることはすべてするし、それ以上のこともする。「法の文言」に従う。
> 「良き兵士」
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> 形だけの追従: 全体としては、ビジョンのメリットを理解している。期待されていることはするが、それ以上のことはしない。
> 「そこそこ良き兵士」
>
> 嫌々ながらの追従: ビジョンのメリットを理解していない。だが、職を失いたくもない。義務だからという理由で期待されていることは一通りこなるものの、乗り気でないことを周囲に示す。
>
> 不追従: ビジョンのメリットを理解せず、期待されていることをするつもりもない。
> 「やらないよ。無理強いはできないさ」
>
> 無関心: ビジョンに先生でも反対でもない。興味なし。エネルギーもなし。
> 「もう帰っていい?」
### メンタル・モデル
> 「メンタル・モデル」は、私たちが世界をどう理解するかだけでなく、どう行動するかも決定する。
### 学習
> 最も生産的な学習は、主張と探索のスキルが融合された場合に起こる。別の言い方をすれば「相互探求」である。
### ダイアログ
> ダイアログに必要な三つの条件は次のとおりである
>
> 1. 全参加者が自分の前提を「保留し (吊り下げ)」なければならない。つまり自分の前提を文字通り「みんなの前に吊り下げるように」しておくのだ。
> 2. 全参加者が互いを仲間と考えなければならない
> 3. ダイアログの「文脈を保持」する「ファシリテーター」(進行役) がいなければならない。