#note A method of progrsamming measurement and estimation, C.E. Walston and C.P. Felix, 1977 see also [https://dl.acm.org/doi/10.1147/sj.161.0054](https://dl.acm.org/doi/10.1147/sj.161.0054) の論文で主張されている指標 この論文の中では、この WF統計値以外にもいくつもの指標を主張していてこの WF統計値だけが生き残った模様 ### WF統計値 様々なプロジェクト規模を比較したときにプロジェクト期間と工数には以下の関係値が成り立つというもの つまりどちらかが決まれば、理想的なあるべきの期間ないしは工数が導き出せるというもの text ``` M = 2.47 * (E^0.35) M:プロジェクト期間 (月) E:工数 (人月) ``` ![image](https://gyazo.com/dc9a13f20caf682cd48b81861016fd19/thumb/1000) > The question of how much time to allow for the development という問題に答えるための指標として紹介されている。 > This implies that the duration of effort increases by the cube root of the number of source lines of code delivered or by the cube root of the total effort applied to the development of the code. 三乗根の関係なので人月を追加しても思ってるより速くはならないというのが現れていて良い また、同様の指標として 日本情報システム・ユーザー協会 (JUAS) も出していて [https://www.juas.or.jp/cms/media/2017/02/07swm_pr_dev.pdf](https://www.juas.or.jp/cms/media/2017/02/07swm_pr_dev.pdf) text ``` M = 2.70 * (E^0.318) ``` とのこと。 (0.318 は上記の資料には載ってなかったけど、工数の3乗根 (^1/3) とは書いてあった) ※0.318 は、参考にある記事の中にあった 結構な頻度でこういう調査を JUAS は出してるんだな [https://juas.or.jp/cms/media/2020/05/20swm_pr.pdf](https://juas.or.jp/cms/media/2020/05/20swm_pr.pdf) ### 余談 また WF統計値とは別に以下の表でも示されている text ``` S = 0.54 * (E^0.6) S: プロジェクト期間において平均的に必要な人数 (多分全体をならしたときにこれくらいの人数常にいてねだと思う) (人) E: 工数 (人月) ``` ![image](https://gyazo.com/fa0c4e65b683b2df447f0ba4b7874051/thumb/1000) こちらについては、 > After a project has been estimated, one convinient measure used to describe the size of the project is the average number of people required とあるように、工数を見積もったあとに人数がどれくらい必要かを確認するための式として紹介されている ## 参考 [[進捗管理編]人月を入れ替えてはいけない](https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20080507/300867/) という中でも説明されている